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2023.05.23 油圧

ぐるんぐるんと回るもの

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。

多くの方がご家庭での洗濯に使用している機械、洗濯機。中に入れた洗濯物がぐるんぐるん回る様子についつい見入ってしまうのは私だけでしょうか。

数kgの汚れた洗濯物を1時間足らずでキレイにしてしまう洗濯機はとても便利なものです。洗濯機が無かった時代には、昔話のももたろうに出てくるおばあさんのように川の水で手洗いしていた、と思うと洗濯機が素晴らしい発明であることがわかりますね。

しかしこの洗濯機。洗っている様子を見ていても、ぐるんぐるんと水と洗濯物が回るだけです。手足で揉んだり押したり叩いたり絞ったりするわけでもなく、洗濯板のようなものに衣類をこすりつけているわけでもありません。
ぐるんぐるん回るだけでどうして洗濯物はきれいになるのでしょう?

最近注目されているドラム式洗濯機の場合は、洗っている様子をよく見ていると回されている洗濯物が上から下に落ちているのがわかると思います。この落下により洗濯物をたたいて洗っているのだそうです。たたき洗いは洗濯物が絡みづらく、必要な水の量が少ないため節水性に優れています

根強い人気を誇る縦型洗濯機の場合は回り方が一方向でなく、右に回ったと思ったら左に回り、また右に回り…と両方向に回ります
この複雑な水流により、洗濯物同士をこすりあわせて洗っているのだそうです。たっぷりの水で泡を立ててごしごしこすり洗いする為、洗浄力に優れています

洗濯機の種類によって方法は違いますが、実は手洗いの時と同じように叩いたりこすったりして洗濯物を洗っているんですね。衣類を入れるとキレイになって出てくる不思議な箱ではなく、やっていることは私たちとあまり変わらないのかもしれません。

ちなみに、ドラム式も縦型も洗濯物を詰め込みすぎると上手く洗えません。きゅんきゅんに中身が詰まっていてはどれだけぐるんぐるん回しても洗濯物を落とすこともこすりあわせることも難しいからですね。
キレイにお洗濯するには、7分目くらいまでに洗濯物の量を抑えると良いみたいです。

さて、縦型洗濯機のようにぐるんぐるんと左右に弧を描き、一定の角度内で回転運動をするものと言えばロータリー(揺動)アクチュエータですね。
弊社ではJPN社製のロータリーアクチュエータ「ハイドロロータ」を取り扱っております。

チェーンやコンベア、インデックステーブル、撹拌機などの回転機構に使用されることの多い油圧式ロータリーアクチュエータ。現在は取り扱いメーカーが少なくなってきており、従来通りの購入ができないケースがあると耳にします。

チェーン、コンベア、インデックステーブルに使用されます

ハイドロロータは小さなものから大きなものまで、最低トルク:3,5,8,10,20,35,50,75(N-m)と、豊富なラインナップを揃えております。最大揺動角度は90度と270度の2種をご用意。現在お使いの油圧式ロータリーアクチュエータの代替品がきっとありますよ。

お使いの油圧式ロータリーアクチュエータの更新や保守品購入をご検討されている方は是非一度常盤産業までご相談ください。

お待ちしております。