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2024.02.20 その他

番外編 しっかり説明できる?仕事中の用語集3

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。

日々のお仕事の中で何気なく使用している言葉。当たり前のように使っていますが、業界内自社内でしか通用しなかったり、世代によってわからなかったりしますよね。

相手の言っている言葉の意味が分からなくても、環境や状況、立場によっては意味を聞けずに「なんとなく」で察することしかできないこともあります。

中には地域性のある、いわゆる方言であるケースもあります。田中調べですが、常盤産業のある愛知県では方言とは思わずに(=標準語だと思って)名古屋弁や三河弁、尾張弁を話しているケースが時々あります。

そんな時、他地方のかたは「なんだろう?」と思いながらも「たぶんこんな意味かな?」となんとなく察していただいているのではないか……

ということで!今回は愛知県の人が方言と思わず使いがちな愛知県の方言からいくつかご紹介いたします。なお、選んだ基準は田中(尾張地方出身)の感覚です。セレクトが偏っているかもしれませんがご容赦ください。

えらい

これは比較的有名な言葉かもしれません。使い方は「身体がえらいので休む」とか「走るとえらい」とか。身分が高いのではなく、疲れた・しんどい・体調が悪いといった意味です。愛知県の人に「えらいで明日にして」と言われたら、疲れたので明日にしてほしい、という意味です。決して私は身分が高いので遠慮しろ、という意味ではありませんよ。

ちなみに、同じ「えらい」という音で「とても」という意味を持つ言葉もあります。名古屋弁として有名な「どえらい(どえりゃぁ)」の後ろ3文字ですね。

つまり、とても疲れた時には「えらい、えらい」となったり…?

ご無礼します

別れ際などにときどき耳にする言葉です。標準語の「失礼します」とほぼ同じ言葉となります。用例としては「お先にご無礼します(=お先に失礼します)」という感じ。

先に食べ始める時、先にお風呂に入る時、また「おじゃまします」の意味でよその家に入る時などにも使いますよ。

なんだか武士や侍みたいな言葉ですよね。三大武将も愛知県の出身ですし、関係があるのかもしれません。

おみえになる

「来る」の尊敬語の「いらっしゃる」の意味だけではなく、「いる」の尊敬語の「いらっしゃる」という意味でも使います。

例えば電話をした時や訪問した時に「常盤産業の田中です。営業部の佐藤さんはおみえになりますか?」といったふうに。これで「佐藤さんはいらっしゃいますか?」の意味です。

また、他の動詞に「みえる」をくっつけると尊敬表現になります。例えば「先生が本を読んでみえる」であれば「先生が本を読んでいらっしゃる」となります。便利ですね。

ほかる

少し前に流行したネットスラングでお風呂にはいることを「ほかる」と言いましたが、それとは無関係です。

愛知県方言の「ほかる」は「捨てる」の意味。「このゴミほかっといてー」で「このゴミ捨てておいて」となります。しかし、不機嫌な時のセリフ「私のことはほかっておいて!」は愛知県でも「私のことは構わないで/放っておいて」なので、ご注意を。捨てないであげてください

因みに「ほかる」について調べていたら、岡山県の「ほかる」は「火照る」の意味なんだそうです。なんだかお風呂に入る「ほかる」とちょっと似ているような…?関係は不明です。

名駅

実は、私の伝わらなくて驚いた言葉第1位です。

名駅とは名古屋駅のこと。読み方は「めいえき」です。地元民の駅の略称なんてよくあるよね、とお思いのあなた。名古屋では住所にも「名駅」が現れます。名駅周辺の住所は「名駅〇丁目」などとなっており、JR東海の名古屋駅の住所も「愛知県名古屋市中村区名駅1丁目1番4号」なんですよ。

似たものに、名大(めいだい)は名古屋大学、名港(めいこう)は名古屋港、名城(めいじょう)は名古屋城などがあります。名古屋テレビの通称もメーテレですね。

名駅付近の高速道路入口も「名駅」

ビジネス上の会話では標準語で話していても、ちょっとした時にぽろっと方言が出てしまったりするもの。会話する中で知らない言葉や違和感を覚える言葉があれば、正直に聞いてみると、盛り上がるかもしれませんね。