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2023.08.23 安全環境

耐震と免震 知ってるつもりシリーズ6

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。

業界や製品にまつわる専門用語っていろいろありますね。

みんな当然知っているような雰囲気で使っていますが、「実はよく知らないけど今更誰にも聞けない」、「知ってるつもりだったけどよく考えるとあまりわかっていない…」ということ、あるのではないでしょうか。私はあります。

今回は「知ってるつもりシリーズ」第6弾として、耐震と免震の違いについてご紹介いたします。簡単な紹介となりますので、詳しく正確に知りたい方は書籍などでお調べください。

耐震と免震。どちらも地震対策を検討する時に聞く言葉ですね。どちらも地震の揺れから設備や家具、建物を守るものですが、何が違って二つの言葉があるのでしょうか。

実は耐震と免震はそれぞれ全く性格の異なる地震対策なんです。

耐震とは

字の通り地震に耐える地震対策を指します。

家具や設備、建物そのものを地震に耐えられる強度にするイメージでしょうか。建築物の場合は骨組みに筋交いを入れて強度を上げることなどを耐震と言います。

守りたい対象のもの自体を強化して、地震が起きても倒れたり壊れたりしないようにすることです。

弊社でご提案しているT-LOCKも耐震装置の一つ。

T-LOCKは地震の揺れによって設備が倒れないよう、床にしっかり固定してくれますよ。

万が一地震が起きた時は設備がT-LOCKによって倒れずに耐えている間に安全なところへ避難することが大切です。

T-LOCKについて詳しくはこちら

耐震は免震に比べると安価にでき、ものによっては後付け施工も可能です。地震対策を行う時に一番手軽に行える手段と言えそうですね。

免震とは

字の通り、地震から免れる(まぬがれる)地震対策を指します。

地面や床と、家具・設備・建物などの間に地震の揺れを通さないものを挟むことにより、そもそも地震の衝撃が伝わりづらくすることを免震と言います。

建築物の場合は建物と地盤の間に積層ゴムなどを取り付けることなどを免震と言います。守りたいものを地面から切り離して、浮かせておくことでそもそも衝撃を伝えない(伝わりづらくする)ようなイメージですね。

弊社でご提案しているμソレーターも免震装置の一つ。

μソレーターは2枚のよく滑る板から成っており、この2枚を地面と設備の間に敷くことで、床面の横揺れを設備に伝えません

μソレーターについて詳しくはこちら

免震は耐震と比較して高価で、敷設も大がかりになります。その代わりそもそも揺れを伝えないのですからサーバーなど繊細なもの高価で大きい設備の地震対策として優れていそうですね。

耐震と免震、それぞれの特徴がイメージできましたか?

常盤産業では耐震のT-LOCK、免震のμソレーター両方を取り扱っております。

地震対策をご検討の方は是非一度、弊社にご相談くださいませ。