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人はなぜ転ぶ? 意外と知らないシリーズ3

人はなぜ転ぶ? 意外と知らないシリーズ3 | 安全環境

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。

転倒。転んだことのない方はなかなかいらっしゃらないのではないでしょうか。転んだらその後どんな影響が出るでしょう?膝をすりむく、うまく受け身が取れずに頭をぶつける、街中だと注目を集めて恥ずかしい……。でも、それだけで済めば不幸中の幸いです。なんと、転んだことが原因で亡くなってしまうケースもあります。

厚生労働省が公表している、令和4年 人口動態統計月報年計の概略『転倒・転落・墜落』によれば、1年間で11,552人もの方が転倒・転落・墜落事故で命を落としています。

毎日30名以上が亡くなっている計算ですね。思っていたより数字が大きくて驚きました。

命を落とすまでいかなくとも、骨折などの大きなケガをすることもあります。どうして人は転んでしまうのでしょうか。

本日は人はなぜ転んでしまうのか、どうしたら転ぶ可能性を減らせるのかについてご紹介いたします。

人が転ぶ原因は数多くあり、大きく分けて内的要因外的要因があります。

内的要因のケースは筋力低下や視覚・聴覚の低下、病気や体調不良、服用している薬の副作用など、自分の身体の中に要因があるものです。

内的要因で転倒するのを防ぐ為にはバランス能力の強化や足腰を鍛えるトレーニングをする、よく休む病院に相談する、等の行動をとることができます。

また、内的要因で転倒しそうになっても、環境を整えることで防ぐこともできるかもしれません。例えば、手すりになるものをつかむ歩きやすい靴を選ぶ、可能であれば階段ではなくエレベータを使用するなど。

一方、外的要因のケースは、段差や坂道、障害物、暗くて足元が見えない場所、滑りやすい靴や床面といった、自分の身体以外に要因があるものです。

これらの要因で転倒するのを防ぐ為には周囲や足元をよく確認する、危険そうな場所は避けるか安全に通行できるよう対策する、歩きやすい靴を選ぶ、といった対策が取れます。

しかし、自分の努力だけではどうにもできない部分もありますよね。例えば雨に濡れた路面や、クーラント液がよく付着する工場の床などは個人ではどうにもできません。

そんな場所への対策の一つとして、液体が付着しても滑りにくい床にしてしまう、という方法があります。

その一つがT-Grip施工です。

T-Gripは屋内にも屋外にも使用できる高耐候滑り止め施工で、水やクーラント液が付着しても強い滑り止め効果を発揮します。

廃瓦や陶器の細かな粉砕材が混ぜ込まれており皆様の足元をしっかりグリップしてくれますよ。

T-Grip施工面拡大図

弊社の駐車場にも施工してあり、雨の日にわざと足を滑らせてみましたが、がっちりグリップされ、靴底がぜんぜん滑りませんでした。水に滑って転ぶことを防止してくれそうですね。

T-Gripの特長やカラーバリエーションはこちらのページをチェックしてください。

施工を希望する、詳細打合せがしたい、こんな場所にもできる?という方は本記事末尾のお問合せよりご連絡ください。

だれにでも起こりうるのが転倒、ですが時には命にもかかわる重大な事故になり得ます。

排除できる原因は排除し、できる対策は打っておきたいですね。

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