素早くきれいにサビを除去 | その他

素早くきれいにサビを除去

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。 突然ですが、皆様自由の女神像はご存知でしょうか?中には登ったことがある!という方もいらっしゃるかもしれません。ニューヨークにあるとっても有名なアメリカの象徴ですが…さて、あの自由の女神像、いったい何色だったか覚えていますか? 多くの方は緑色、と答えることでしょう。実際緑色ですが……実は1885年に寄贈された当初は銅色だったそうなのです。 なぜ銅色が緑色になってしまったかというと、あの緑色、なんと「錆」なんです!自由の女神像は銅でできているのですが、潮風によって急激に酸化し、緑青(ろくしょう)という錆で覆われて緑色になっています。同じ銅製の10円玉も時々緑色になっていますよね。 さて、自由の女神像は錆びていても美しいですが、私たちの身の回りの錆はそういうわけにいきません。久しぶりに使おうと思って取り出した金属製の道具や治具に赤茶色がついていてショックを受ける、何とかしようとやすりで削り取ったら母材に傷がついてしまった……という経験、ありませんか? やすりで削り取ると母材にもダメージが 弊社ではそんな錆を除去するサービスを始めました!やすりではなくレーザーを用いた除去サービスで、金属面の錆や塗装をすっきりキレイにいたします。特徴は3点 ・母材に傷をつけないレーザーのエネルギー密度を調整することにより、錆や塗装などの異物のみを除去し、母材にダメージが入らない絶妙な力加減を実現できます。 左側のみレーザーでサビ取りしています ・細かい箇所も取り逃さない人力ではなく機械制御の為、常に一定の力を加えられ、せまいところや細かいところにもしっかり届きます。文字が彫ってあったり凹凸があってもOK! 段差もしっかりサビ取りできます ・作業が早い細かな箇所の作業に時間がかかるなどの場合、通常だと除去作業に3~4人で1日かかりますが、レーザーを用いて1人1日で完了した実績もある程、手早く作業が可能です。 対象は金属の製缶品やフレーム、治具や工具はもちろん、鉄階段や壁、金型にまで対応可能!(金型内部など、寸法精度が必要な部分には寸法が変わってしまう可能性があるため適しません) 電子タバコの塗装も綺麗に取れました! 出張作業対応も可能です。※出張作業対応地域:東海4県 他のエリアの場合はご相談ください 久しぶりに使用しようとした治具の錆をなんとかしたい、以前施した塗装が不要になった為剥がしたい、という方はまずは弊社までご相談ください!本記事末尾のお問合せよりお待ちしております。 ちなみに、自由の女神像はアメリカの独立100周年を祝い、1885年にフランスからアメリカへ送られた93メートルのものが有名ですが、実はフランス パリ、セーヌ川のグルネル橋の近くにも11.5メートルの小さな自由の女神像があります。こちらはフランス革命100周年を記念してパリに住むアメリカ人が贈ったものなんだそうですよ。

しっかり説明できる?仕事中の用語集2 | その他

しっかり説明できる?仕事中の用語集2

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。 日々のお仕事の中で何気なく使用している言葉。当たり前のように使っていますが、業界内や自社内でしか通用しなかったり、世代によってわからなかったりしますよね。 相手の言っている言葉の意味が分からなくても、環境や状況、立場によっては意味を聞けずに「なんとなく」で察することしかできないこともあります。 ということで、今回は常盤産業社内で使われているいくつかの言葉について、調べてまとめてみました。 ・ポンチ絵/マンガ絵 ポンチ絵といっても明治時代に流行った風刺画ではありません。マンガ絵といっても少年漫画や少女漫画のような絵ではありません。 どちらも同じ意味、使われ方をする言葉で、簡単な略図・概略図という意味です。 正式な図面ではなく、その下書きや打合せ時にイメージを共有する為に用いられる絵のこと。主に手書きされることが多いのですが、私などは絵が苦手な為、プレゼンソフトで図形を組み合わせて作成することもあります。 「ポンチ絵・マンガ絵」を用いることで、文章だけでは表現しづらい内容も分かりやすく共有できるようになりますよ。 ・テレコ 「テレ」だからテレビや電話に関係する?…と思いそうですが、全く関係のない言葉です。テレコを言い換えると入れ違い、互い違い、あべこべ、といった言葉になります。 例えば、靴下を左右逆にはいている状態は靴下が「テレコ」になっている状態ですよ。 靴下がテレコになっているのはちょっと恥ずかしいだけで済みますが、A社とB社にそれぞれ送る荷物が「テレコ」になっていたら情報漏洩になってしまいますし、機械の配線が「テレコ」になっていたら最悪壊れてしまうかもしれません。 可愛らしい響きの言葉ですが、注意が必要ですね。 ちなみに、関西地方では一般的に使われる言葉のようです。 ・たたき台 なんとなく棒などでべしべしと叩く様子が思い浮かびますが、暴力的な言葉ではないのでご安心ください。 原案や草案、試案を意味する言葉です。 例えば新しいプロジェクトの企画書を作るぞ、という時にいきなり最終完成形の企画書を作成せずに、まずは下書き資料を作成して、それを元に議論を重ね、考えを巡らせて修正し、完成に持っていく方が多いと思います。その下書き資料こそが「たたき台」です。 「たたき台」は漢字では「敲き台」と書きます。見慣れない漢字ですが、刀鍛冶が金属をたたいて刀の形を成型する時に使用される台のことです。金属を刀にしていく工程を下書きに追加・修正して完成形にもっていく様子に例えてあるのですね。 さて、弊社内で使われている言葉を3つご紹介いたしました。普段使っている言葉でも改めて調べてみると知らない使い方や情報が出てきます。 皆様の業界や会社でも、よく使われているけどそういえば上手く説明できない、という言葉はありませんか? お仕事の合間に改めて調べたり同僚・上司に確認したりしてみると、新たな発見があるかもしれませんね。

力士級!?T-LOCKの吸着力 | 安全環境

力士級!?T-LOCKの吸着力

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。 瞬間接着剤で作業中、気づいたら指に接着剤がついてカピカピになってしまったり、うっかり他の皮膚や服とくっついてしまったことはないでしょうか。 私は先日、小さなものを接着しようと奮闘していたらその物を支えていた人差し指と親指がくっついてしまいました。 こうなった時、無理やり接着剤を剥がしたり、くっついたもの同士を力づくで引きはがしたり、ましてや刃物を使って接着剤を切ろうとしたりしてはいけません。痛い思いをすることになります。 40℃くらいのぬるま湯につけて接着剤が付着した部分を優しく揉んでいると剥がれてきますよ。特に指同士がくっついてしまった時は少しずつ指同士を擦りあわせるようにしていると指が離れます。 さて、瞬間接着剤のように強力なくっつき力を持つ弊社の地震対策製品と言えば、「アンカーレス耐震ブラケット T-LOCK」です。 アンカーレスブラケットT-LOCKについて詳しくは下記記事をご覧ください アンカーレス耐震ブラケットのご紹介 穴あけなしの設備用耐震器具 T-LOCK 設計事例 このT-LOCK、床に傷を付けずに設備耐震固定ができるスグレモノですが、「本当にくっつくの?」「どれくらいの力でくっついているの?」と疑問を持たれる方も多くいらっしゃるようです。 本日は、T-LOCKがどれくらいの力で床に張り付いているかを引張試験で確認いたしましたので、その結果をご報告いたします。 試験会場に選ばれたのは、常盤産業本社のANNEX 1階。弊社の事務所は通常、じゅうたんマットが敷かれていますが、このANNEXについては大型設備を設置したりもする為、エポキシ塗装仕上げになっています。表面はツルっとしていて平滑です。 まずは床表面をアルコールで拭き上げて汚れやゴミを除去します。 本引張試験に使用するテストピースは右の写真の40mm×40mmサイズです。T-LOCK標準品に使用しているゲルシートが50mm×100mm(×2枚)ですので、それに比べるとかなり小さいですね。なぜ50mm×100mmで試験をしないのかというと、吸着力が強すぎて剥がせず、試験にならないからです。 テストピースを貼り付けた、ループ付きのブラケット3つを先ほどきれいにした床に貼り付けます。ぎゅっと押しこんで、床にしっかり吸着させていますね。 そして貼り付けたテストピースに引張試験機のフックを引っ掛けて 思いっきり引っ張り上げて床から剥がします! これをテストピース3つ分行いますよ。 ※腰や肩を痛めないよう、気を付けて行っております その結果、300Nまで測れるこの引張試験機が3回ともぐるんっと一周振り切ってしまいました。 通常は3回の試験の平均値で計算を行うのですが、計測できる最大値が300Nなので、今回はこれを元に計算していきます。 (計算式なんて見たくない!という方は◆まで飛ばしていただいても問題ありません) ◇ まず、この300N(ニュートン)をkgf(重量キログラム)に単位変換します。 300N × 0.10197 = 30.591kgf 次に1平方mmあたりの吸着力を計算。 テストピースは 40mm×40mm → 1600平方mmですので、 30.591kgf ÷ 1600 = 0.01912kgf/平方mm 最後にT-LOCK標準品のゲルシート面積である、 50mm × 100mm × 2枚 →10000平方mm に換算すると、 0.01912kgf/平方mm × 10000平方mm = 191.19kgf となります。 ◆ この191.19kgfという数値、どれくらいの力なのかというと、 この力でくっついているT-LOCKを引きはがすのに必要な力は191.19キログラムのものを地球上で垂直に持ち上げるのと同じ量の力、ということです。 191.19キログラム……200キログラム弱というと、例えば大柄な力士や、ローランドゴリラ(オス)、お風呂いっぱいの水などです。これらを垂直に持ち上げることができれば、弊社ANNEX 1階に設置されたT-LOCKを引きはがすことができますよ。 普通の生身の人間ではまず無理ですね。 T-LOCKの吸着力の強さを、何となくでもイメージしていただけたでしょうか。改めて計算してみるとその吸着力の強さにびっくりしてしまいました。 なお、T-LOCKの吸着力は床面の状況に左右されます。ご使用に向いているのはツルっとした平滑な床面、そこのホコリや油分をしっかり除去して貼り付けてくださいね。 アンカーレスブラケットT-LOCKについてのお問合せは下記お問合せまで!お待ちしております。