夏休み?夏期休暇?サマーバケーション? | その他

夏休み?夏期休暇?サマーバケーション?

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。 弊社のある東海地方も7月20日に梅雨明けしたとみられる、と発表がありました。いよいよ夏本番がやってきますね。 夏といえばなんでしょう? 海、かき氷、セミ、そうめん、花火、アサガオ、ラジオ体操……。いろいろありますが、夏休み、これも「夏といえば」の一つではないでしょうか。 さて、弊社の夏休み……夏期休暇をご案内いたします。 2023年8月12日(土)~8月20日(日) 上記期間内にいただいたお問合せは8月21日以降に対応いたします。 しかし、「夏休み」と「夏期休暇」とでは、意味は同じなのですが受ける印象が少々違いませんか? 「夏休み」だと子どもっぽいというか遊びっぽいのに対して「夏期休暇」だとビジネスっぽく、硬い印象です。さらに「サマーバケーション」となると非日常感が強くなってイベントっぽい印象を受けます。 もちろん受け取る人によって受ける印象は変わりますが、「夏休み」、「夏期休暇」、「サマーバケーション」の全てに同じ印象を抱く方はあまりいないのではないでしょうか。 これはなにも夏にある長いお休みを表す時のみあらわれる現象ではなく、日常的にいろいろな言葉で起きる現象です。 一般的に「夏休み」のような「和語」はやわらかい、優しい、親しみやすい印象をもたせ、「夏期休暇」のような「漢語」は硬い、事務的、かしこまった印象を持たせます。「サマーバケーション」のような「外来語」は新しい、くだけた、洗練された印象を持たせます。 例えば、下記の3文の印象を比べてみてください。 ・常盤産業について調べる ・常盤産業について調査する ・常盤産業についてリサーチする ちょっとずつ違いませんか? 他にも「始め」と「開始」と「スタート」、「きまり」と「規則」と「ルール」、「歩く」と「歩行」と「ウォーキング」など…… このように同じ意味でも言葉の選び方ひとつで印象を変えることができます。「文章を書いたけど硬すぎるなぁ」、「なんだかビジネスっぽくない」と感じる時は言葉を言い換えてみると上手くいくかもしれません。 今年の夏は例年よりもさらに暑くなる予報です。体調に気を付けてお過ごしくださいね。

ヒューム 知ってるつもりシリーズ5 | 安全環境

ヒューム 知ってるつもりシリーズ5

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。 業界や製品にまつわる専門用語っていろいろありますね。みんな当然知っているような雰囲気で使っていますが、「実はよく知らないけど今更誰にも聞けない」、「知ってるつもりだったけどよく考えるとあまりわかっていない…」ということ、あるのではないでしょうか。私はあります。 今回は「知ってるつもりシリーズ」第4弾として、ヒュームについてご紹介いたします。簡単な紹介となりますので、詳しく正確に知りたい方は書籍などでお調べください。 ヒューム。溶接現場などでよく聞かれる言葉です。哲学者の名前などと同じ音の為、「溶接ヒューム」や「金属ヒューム」と呼ばれることもあります。また、「フューム」と表記されることもあるみたいですよ。 ・ヒュームとは ヒュームとは、アーク溶接をする時に溶接部から出てくるもやもやとした煙のようなもののことです。この煙、いったいなんなのでしょう? その正体は……溶けて酸化した金属の粒子です! そもそもアーク溶接とはアークという放電現象を利用して5000℃以上の高温を発生させ、金属を溶かしながら接合していく溶接方法です。 高温で溶けた金属は全てが冷え固まって溶接されるわけではなく、一部は蒸気となって空気中に漂います。その蒸気が空気中で固体の細かい粒子となったもの、それが「ヒューム」です。 集塵機で集められたヒューム ヒュームの粒子の大きさは0.1~1μm(ミクロンメートル)。花粉の大きさが30μm、細菌が1μm、ウイルスが0.1μmと言えば、どれだけ細かい粒子かがわかりますね。 このヒューム、健康被害を引き起こすとされています。実際どのような危険があるものなのでしょうか。 ・ヒュームの危険 ヒュームを吸い込むことによって、じん肺や神経障害を引き起こす可能性があります。 じん肺の初期症状はほとんどありませんが、病気が進むと息切れや咳、痰がでる、といった症状があらわれます。また、肺結核や気管支炎、気胸などの合併症にかかりやすくもなります。さらに、じん肺は一度なってしまうと仕事を辞めてヒュームを吸い込まなくなっても進行し、根本的な治療方法は現代においてもまだありません。 神経障害はヒュームに含まれるマンガンが引き起こすとされており、倦怠感や記憶障害、不眠などの症状がみられます。さらに症状が進むと歩行障害や言語障害、軽度の知能低下などなど……。こちらも恐ろしい症状ですね。 また、ヒュームはd肺がんのリスクも高めます。 溶接作業者や付近で働く他の作業者を守る為にも、ヒュームによる健康被害を引き起こさない、ヒュームを吸い込ませない対策が必要ですね。 さて、常盤産業ではそんな危険な溶接ヒュームへの対策をご提案しております。 ニードル放電式電気集塵機はフィルタ式集塵機でも除去しきれない細かな粒子までしっかりとれ、火災リスクはほぼゼロ、メンテナンスも専門スタッフが行う為メンテナンス時の作業者への暴露も心配のない製品です。 ダクトアームによる局所集塵 詳しくはこちらの過去記事(【2021年4月規制強化!!】溶接ヒューム対策)をご覧ください。 ヒューム対策のお問合せやご質問は下記お問合せボタンから、お待ちしております。

空気中を漂うもの

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。 先日、長野県にある弊社の東日本営業所へ行ってきました。名古屋から車を走らせていると、ところどころ、霧に注意を促す標識を見かけます。 この標識があるとなんだか山に来たなぁ、なんて気持ちになるのですが、山にかかるものと言えば霧(きり)だけでなく霞(かすみ)や靄(もや)もありますよね。これらって何が違うのでしょう?とりあえず漢字がややこしいのでここからはひらがなで書きます。 「きり」、「かすみ」、「もや」、この中で「かすみ」だけ仲間外れです。というのは、「きり」と「もや」は大気中の水蒸気が細かな水滴となって浮遊している状態を示し、気象用語としても使われます。一方、「かすみ」というのは水滴、ちり、煙などで空気中が白っぽくなってよく見えなくなることを表す言葉で、気象用語にはなっていません。 では、どちらも水滴で視界が悪い状態を示し、気象用語でもある、「きり」と「もや」の違いは何でしょう? これは見通せる距離によって使い分けられています。空気中が白く濁っていても1キロメートル以上見通せる状態であれば、「もや」。1キロメートル未満しか見通せなければ「きり」、ちなみに100m以下しか見通せない場合は「濃霧(のうむ)」と表現しますよ。 「きり」「もや」「かすみ」どれも空気中の濁りによって遠くが見づらい状態にはかわりありませんね。遠くが見えないと、接近してくる車や人、動物に気づけなかったり、道が濡れて滑ったり、と晴れている時に比べて危険な状態となります。 空気がかすんでいる時やきり、もやが出ている時や場所はいつも以上に気を付けて通行する必要がありますね。 さて、きりやかすみ、もやは空気中に細かい水分やホコリが漂っているものですが、空気中に細かい油が浮いているものは「オイルミスト」と呼ばれます。こちらもこちらで健康被害や事故の原因となる危険なものです オイルミストの危険性についてはこちらの記事をご覧ください 加工現場などで発生するオイルミスト、作業者の健康・安全のためにも空気から取り除きたいですよね。そんな時に活躍するのがミストコレクター。今回は中でも、加工機や工作機に直接取り付ける小型遠心オイルミストコレクター「フィルターミスト」をご紹介いたします。 なんとこのフィルターミスト、その使いやすさや信頼性から世界シェアが推定20%! その人気の秘密は…… ・コンパクトサイズ 一番小さなモデルはなんと、直径260mm、高さが302mm、吸引口径が75mmです。ミストコレクターというと、業務用エアコンのような大きさを想像しますが、かなりコンパクトですね。これなら加工機に直接取り付けても場所を取りません。しかも後付けもOK。 ・豊富なアクセサリ 超微粒オイルミストも除去するアフターフィルタ、ホコリや切屑を収集しフィルタミストユニットへ侵入するのを防ぐコンパクトサイクロン、点検・メンテナンス時期をお知らせしてくれるモニタリングシステムなど、様々なアクセサリをご用意しております。 ・保守メンテの手間がわずか 内部を回転する羽により、遠心分離でオイルを集める為、フィルタの目詰まりによる能力低下が起きづらい構造になっています。メンテナンスが必要なのは本体内部のドラムとフィルタのみ。それも1000時間に一度の交換でOK。 https://youtu.be/zQyM6k0sUkA コンパクト、アクセサリでお客様の使用環境に適合でき、メンテナンスの手間も最小限!ラインナップ豊富で静音性も高い世界シェア推定20%のフィルターミストで安全性の高い職場を実現しませんか? お問合せやご質問は下記お問合せボタンから、お待ちしております。