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エコで安全な切削加工液 摩周工
こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。
バナナの皮って本当に滑るのでしょうか。 マンガやゲームの中ではバナナの皮を踏んで転ぶ人物や、スリップする車を見たことはありますが、私は未だ、現実世界においてバナナの皮で転ぶ人を見たことがありません。そもそも、バナナの皮が床に落ちている状況に遭遇したことがありません。
調べてみると、本当に滑るんだそうです。
北里大学医療衛生学部の馬渕教授の研究によれば、靴で床を直接踏むのに比較して、靴と床の間にバナナの皮を挟むと6倍も滑りやすくなるのだそうです。その滑りやすさは摩擦係数0.066。これは雪の上のスキー板くらいの滑りやすさです。ちょっと踏ん張ったくらいでは転ぶのを防げなさそうですね。
尚、マンガやゲームではバナナの皮で滑って転んでも大ごとになりませんが、現実世界では頭や腰をぶつけたり骨折したり、場合によっては障害が残ったり死亡したり、と大変危険です。
気になっても実際に踏んでみるのはおやめくださいね。また、バナナの皮に限らず滑りやすいものを床面に放置することも絶対にしてはいけません。
さて、人の靴底が滑るのは大変危険ですが、切削加工をする時にはスルスルと滑らかに加工したいものですよね。
その為には切削加工液を使用することが重要ですが、加工効率はもちろん、環境への影響や安全性も考えて加工液を選定する必要があります。
そこで弊社は水と植物由来の原料から成る水性切削加工液「摩周工」をオススメします!
この摩周工は環境に優しく、安全性も高く、水性なのに高い潤滑性能を持つ、夢のような切削加工液なんです。
その特徴をご紹介していきますね。
・環境に優しく処理がかんたん
鉱物油や塩素化合物・硫黄化合物を含んでおらず、水と植物性脂肪酸でできている為、焼却処分・埋設処分といった廃液処理の必要がありません。市町村で定められているBOD、CODの基準濃度にすることにより一般排水できます。
・高い安全性
pHは弱アルカリ性で皮膚への刺激が少ない特徴をもっています。また、NSF認証も取得しており、食品加工の現場でも使用可能な程の安全性を誇りますよ。ホウ素や殺菌剤も使用しておりません。
・油性をもしのぐ潤滑性能
一般的に水用性の切削加工液は油性のものと比較して潤滑性能は劣る傾向にありますが摩周工は油性にも負けない潤滑性能を誇ります。
曽田式四球試験(※)で油性のものと比較した結果、油(油性粘度80 硫黄3.67%)のものは11.0kg/㎠の圧力が限界荷重だったのに対し、摩周工はなんと!13.5kg/㎠の圧力まで耐えることができました!油性よりも摩周工の方が潤滑性能において優れている、という結果です!
1㎠というと指先くらいの広さです。その狭い範囲に13.5kgの圧力がかかっても平気、と思うとすごい性能ですね。
水性なので油性にはない冷却性能もしっかり持っています。
※固定されたスチール製試験球3つに潤滑剤をまとわせ、上から同素材の球1つを押し付けて荷重を加え回転させる試験。潤滑剤が切れると球表面の焼き付きが発生する。焼き付かない最大の荷重を求めることで潤滑剤の耐荷重能力を試す試験である。
環境にも人にも優しく、しっかり潤滑性能も高い摩周工。
金属加工の切削加工液、潤滑剤、洗浄剤にはもちろん、溶接のスパッタ付着防止剤や自動車・オートバイの金属部分の防錆・潤滑・清浄剤としてもお使いいただけます。
油性加工液を使用しているが廃液処理が面倒、水用性加工液を使用しているが潤滑性能に不満がある、という方は是非一度お試しください!
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