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しっかり説明できる?仕事中の用語集

しっかり説明できる?仕事中の用語集 | 技術解説

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。

普段、仕事をする中で何気なく使用している言葉。みんな使っているしなんとなく雰囲気で分かったつもりになって使っているけど、実はちゃんとした意味を理解できていない、新入社員に意味を聞かれると上手く説明できない…、そんな言葉はありませんか?
そういう言葉って、勤続年数が増えていけばいくほど、「今更聞けない!」となってきますよね。業界用語であれば辞書を引いても出てきません

ということで、今回は常盤産業社内で使われているいくつかの言葉について、調べてまとめてみました。

リードタイム
所要時間のことです。工程の開始から終了までにどれだけ時間がかかるか、を表します。
ただし、単純にリードタイム、と言っても業種や工程、場面によって何を開始として何を終了とするか、に違いがあることがあります。

例えば、注文した製品がリードタイム1週間、となっていた場合、今から一週間後に製品が出荷されるのか、一週間後に手元に届くのか、つまり配送にかかる時間を含むか含まないかは業界や企業によって違う場合があります。
自社や取引先で使用される「リードタイム」は何が開始で何が終わりなのか、しっかり把握しておくことが大切ですね。

実働
実際に労働していることや労働している時間のことです。ちなみに常盤産業社員は基本的に9時出勤18時退社、休憩1時間の実働8時間。
上記のリードタイムや納期を伝える場面で使用される場合も実際に労働する時間の意味です。土曜日、日曜日や夏季休暇、年末年始休暇、祝日などの休暇を除いた日数を示しますよ。実働20日、といっても実際にはだいたい1ヶ月程度かかることになります。

ヒヤリハット
大きな事故や災害には至らなかったが、直結してもおかしくない、「ヒヤリ(冷やり)」としたり「ハット(ハッと)」したりした事象のことです。危なかったが幸い事故や災害にはならずに済んだ、という経験は誰しもあるのではないでしょうか。

製造業や工場、建築業、介護・保育業、医療業、小売業、運送業など幅広い業界で、また仕事以外の日常生活の中にもヒヤリハットは存在しています。
ヒヤリハットが重大な事故や災害に発展せず、ヒヤリハットで済んでいる間に、そもそもヒヤリハットが起こらないよう改善を行うことが望ましいですね。

ピッキング
鍵を不正に開けるピッキングも同じ「picking(英)」ですが、ここでは主に物流での使われ方をご紹介いたします。
倉庫などに保管されている多くの製品の中から伝票や指示書の指示通りものを集める作業のことです。一見簡単な作業と思われがちですが、ここで間違えてしまうと誤納品につながってしまう、大変重要な作業ですよ。

ワーク
作業対象となる部品や加工物のことです。主に機械系製造業界で使用される言葉の為、このブログを読んでくださっている方の中にも聞き馴染みのない方もいらっしゃるかもしれません。
例えばロボットでねじをつかむ作業の場合はそのねじがワークですし、ドリルで鉄板に穴をあける作業の場合はその鉄板がワークです。
とても便利な言葉ですが、初めて聞いた時には戸惑う方が多いようですね。

さて、弊社内で日々よく使用されている言葉5つをご紹介いたしました。普段使っている言葉でも、改めてしっかり説明しようと思うとなかなか難しいですね。

皆様の業界や会社でも、よく使われているけどそういえば上手く説明できない、という言葉はありませんか?
お仕事の合間に改めて調べたり同僚・上司に確認したりしてみると、新たな発見があるかもしれませんね。

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