blog

動力エネルギー不要で節水できる
旋回ノズル

こんにちは。常盤産業のブログ担当 上野です。

工場や製造現場で、加工室内やタンク内部の切り屑やスラッジの除去はとても重要です。洗浄が不十分だと汚れやスラッジ(汚れた沈殿物)により製品が汚れてしまい、品質が低下してしまうことも。

ASK社製の旋回ノズルなら、360度回転しながら液体を噴射させ隅々までしっかり洗い流します。しかも節水ができて、モーター等の駆動源は不要…最強ですね。今回はコスパもよくしっかり洗える旋回ノズルについて、実際に利用されている企業からの感想もご紹介します。

この記事を書いた人
常盤産業株式会社担当者

旋回ノズルって何?

旋回ノズルとは、加工室内の切りくずやクーラントタンク内にたまったスラッジを除去するためのノズルです。回転しながら水を勢いよく噴射して、加工室内の切りくずを洗い流します。

また、タンク内にとりつけると下部に溜まったスラッジを撹拌し浮遊させて回収しやすくします。

工作機械を使用している現場では、なくてはならないものといっても過言ではありません。

ASK社の旋回ノズルが選ばれる理由

回転するノズルを扱うメーカーはいろいろありますが、ASK社の旋回ノズルは、高い評価を得ています。ASK社の旋回ノズルが評価されている理由を3つにまとめてみました。

モーター等の動力不要で回転できる

噴射の力でノズルを回転させるのでモーター等の動力が不要です。360度回転しながら液体を噴射し、まんべんなく洗えます。しかも先端の噴射ノズルの角度を調整すれば、旋回速度や噴射向きを調整できます。

節水できる

少ない流量で低い圧力でもしっかり洗浄できるので、節水効果があります。しっかり洗えて水道代の節約ができるなんて言うことなしですね。

メンテナンスが簡単にできる

簡単に分解して掃除ができるので、メンテナンスの時間を短縮できます。構造もシンプルなので、詰まりにくく, 故障もしにくいのでコストパフォーマンスが良いです。しかも掃除が簡単だから清掃の時間を節約することができ、現場スタッフも楽ちんです。

回転させる動力が要らずに水も節約できるだけでなく、壊れにくく長く使えるからこそ多くの工場で選ばれているのですね。

実際に使用している企業に聞いてみると

旋回ノズルは、既に食品工場や飲料工場、自動車部品メーカーなどさまざまな業界で使用されています。自動車部品メーカーの方に、実際に使用した感想をお聞きしました。

  • 清掃時間の短縮により、生産能力がアップし、人件費を削減できた
  • ATCシャッター付近の切りくずの除去に効果があった
  • エアーガンで頻繁に行っていた機内の切りくず清掃がかなり減った
  • 低流量で安定的に旋回するため、既存のポンプ、タンクで使用できた
  • 機械をしばらく止めていても固着せず、同時に問題なく旋回できた
  • 前面カバーに固着した切りくずが除去できたため、視認性が向上され、チョコ停を未然に防ぐことができた

人件費の削減や掃除時間の短縮だけでなく、機械をチョコチョコと停止するチョコ停まで防ぐことができれば生産性も上がります。旋回ノズルを変えるだけで大きな変化があるのですね。

我が社でも使ってみようかな…と思ったら

ASK社の旋回ノズルは、加工室内や、タンクの内部を効率よく洗浄するためのノズルです。360度回転し、しっかりと洗浄できるうえにメンテナンスも簡単なことから多くの企業で使用されています。しかも水やエネルギーの節約ができ環境に優しいのも評価の高い理由です。

ちょっと検討してみようかな…。

我が社が導入したらどんな風に変わるのか…。

どの場所にどうやって設置すればよいのか…。

一から詳しく聞いてみたい…。

気になった方は、お問合せボタンよりお問い合わせください。

旋回ノズルのことなら常盤産業に!お待ちしております。

自働化・省人化に関する他の記事はこちらから

弊社が手掛けた事例はこちらから

画像を活用した設備はトキワシステムテクノロジーズへ

この記事をシェアする

関連する記事を読む Related blog

 コストパフォーマンスを極めた<br>新マニシングセンタ「TVT332」 | 機械部品と油圧技術

 コストパフォーマンスを極めた
新マニシングセンタ「TVT332」

こんにちは。常盤産業です。 工作機械のひとつであるマシニングセンタは、金属の加工に欠かせない存在です。自動車部品はもちろん、放熱板やプレス、射出成型用の金型もマシニングセンタで作られています。マシニングセンタがあれば、生産性が劇的に上がるといっても過言ではありません。 さて、今回は、東洋精機工業のマシニングセンタシリーズに新しくラインナップされた「TVT332」の性能についてご紹介します…

製造ラインでの突発的な「漏れ」を瞬時に守る万能補修材とは | 機械部品と油圧技術

製造ラインでの突発的な「漏れ」を瞬時に守る万能補修材とは

こんにちは。常盤産業です。 製造業の現場でいつ発生するかわからないのが「漏れ」です。ひとたび、「漏れ」が発生すれば、生産停止や品質問題など、企業として大きなリスクを抱えることになります。特に、稼働中のラインで「漏れ」が発生したときは、迅速な対応が求められます。修理のためにラインが止まってしまうと、その損失は計り知れません。もちろん、漏れないことが一番ですが、万が一の対策は企業として必須です。 …

リニアウェイのメンテナンスはもう不要!<br>異物侵入を防ぐレールカバーが登場 | 機械部品と油圧技術

リニアウェイのメンテナンスはもう不要!
異物侵入を防ぐレールカバーが登場

こんにちは。常盤産業です。 リニアウェイはメンテナンスを怠ると、精度の低下や設備本体にも悪影響を引き起こします。結果として修理や買い替えといった多額の費用が発生する可能性があります。 しかし、2025年5月にIKO社から発売されたファスナータイプ高機能防じんカバーがあれば、今までのような頻繁なメンテナンスは不要になり、リニアウェイをきれいに保つことができます。 この革新的なファスナータイプ…

油圧機器はメンテナンスで再生できる | 機械部品と油圧技術

油圧機器はメンテナンスで再生できる

こんにちは。常盤産業です。 工場の心臓部ともいえる工作機械等にはなくてはならない油圧機器。しかし、どんな機械もいつか寿命を迎えます。「うちの機械もそろそろ寿命かな…」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか? 油圧機器をメンテナンスせずに使い続けていると、油圧機器は、本来の性能を発揮できず、圧力低下や流量不足、制御不能といったトラブルにつながることもあります。さらに最悪の場合は、突然…

クーラントタンクのスラッジ掃除も旋回ノズルなら楽々 | 機械部品と油圧技術

クーラントタンクのスラッジ掃除も旋回ノズルなら楽々

こんにちは。常盤産業のブログ担当 上野です。クーラント液は、工作機械にはなくてはならないものです。もし、クーラント液がなかったら、工具が高温や摩擦によって寿命が短くなってしまいます。さらに、熱による膨張や切削面の抵抗が大きくなり、精密な加工ができないことも。これでは製品の品質維持にも支障をきたしてしまいます。クーラント液は工作機械にとって本当に重要なのですね。 クーラント液同様にクーラントタン…

なくてはならない部品「ベアリング」の仲間たち | 機械部品と油圧技術

なくてはならない部品「ベアリング」の仲間たち

回転部品を支える「ベアリング」。機械の奥深くに使用されているためなかなか目にすることはできない部品です。ベアリングの働きはとても重要で、もしこの世にベアリングがなければ、産業や文化がここまで発達しなかったかもしれません。製造機械だけでなく自動車や電車、新幹線やブルーインパルスにも使用されているベアリング。今回はなかなか見る機会がない様々なベアリングについてご紹介します。 回…

「液晶」を使った世界初の潤滑剤 | 機械部品と油圧技術

「液晶」を使った世界初の潤滑剤

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。 「ものには、固体と液体と気体という3つの状態がある」という話を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。 例えば、私たちがよく見る水は「液体」ですが、この水が冷えると氷という「固体」となり、温まると水蒸気という「気体」になりますね。普通の物質はこの話の通り、3つの状態があります。しかし、一部の物質では、この他の状態がある…

世界を制覇したベアリング EV化へ耐電食性を高めさらに無敵に | 機械部品と油圧技術

世界を制覇したベアリング EV化へ耐電食性を高めさらに無敵に

こんにちは。常盤産業のブログ担当 上野です。 「ベアリング」ってどこかで聞いたことはあるけどよくわからない…って方、多いです。 ベアリングを日本語でいうと「軸受」。回転する部分の多くにはベアリングが使われているのですが、なかなか目で見ることができません。機械を動かすためになくてはならない存在であるにも関わらず存在が薄い…。 今回は縁の下の力持ちである「ベアリング」について…