こんにちは。常盤産業です。
製造業の現場でいつ発生するかわからないのが「漏れ」です。ひとたび、「漏れ」が発生すれば、生産停止や品質問題など、企業として大きなリスクを抱えることになります。特に、稼働中のラインで「漏れ」が発生したときは、迅速な対応が求められます。修理のためにラインが止まってしまうと、その損失は計り知れません。もちろん、漏れないことが一番ですが、万が一の対策は企業として必須です。
そこで、今回ご紹介するのが、オイル、エアー、水、ガスなど、さまざまな種類の「漏れ」を瞬時で補修するエアモア社の「リークエイド」です。
「漏れ」が招く深刻な損失
「漏れ」による損失は、ものが無駄になるという単純な話ではありません。むしろ、そこから派生する二次的な損失が深刻な問題となります。
修理が完了するまでラインを停止しなければならず、生産の遅延や生産性の低下に直結する。
漏れ出した物質が製品に付着し、不良品の発生リスクが高まる可能性がある。
液体が床に漏れた場合は滑りやすくなり、転倒事故のリスクが増加する可能性がある。さらに、可燃性物質が漏れた場合は、火災リスクも高まり非常に危険になる。
漏れ出したものが有害物質なら、土壌や水質を汚染する可能性があり、企業のイメージ失墜や賠償責任につながる恐れがある。
修理費用や設備復旧にかかる費用が発生する。
例えば、半導体工場では、わずか1時間の装置停止で約1,300万円の機会損失が発生すると報告されています。
また、自動車工場では、たった10分のライン停止でも工場長責任となるほどの重大な事態です。(1)
企業の利益損失だけでなく、顧客からの信頼や従業員の安全にも深刻な影響を及ぼしかねない「漏れ」。
では、一体なぜ漏れるのでしょうか?
なぜ漏れるのか
消防庁が発表した「令和6年中の危険物施設に係る事故の概要」によると、「漏れ」の主な原因は、次のようになっています。(2)
1.設備の腐食や劣化(34.0%)
2.操作確認不足(12.3%)
3.維持管理の不十分(8.8%)
このデータから、「漏れ」の原因は、人の操作ミスよりも設備老朽化や維持管理の不備によるものが多いことがわかります。
つまり、「漏れ」はいつ発生してもおかしくないのです。
だからこそ、万が一に備えて応急処置ができる補修材を常備しておくことが重要です。
「リークエイド」なら瞬時に「漏れ」を止める
「漏れ」を瞬時に止めて補修できるのが、エアモア社の漏れ補修材「リークエイド」です。リークエイドは、漏れた箇所に塗布し、UV(紫外線)ライトを照射するだけで、瞬時に硬化し「漏れ」を止めます。
オイル、水、気体といった幅広い物質に対応が可能です。しかも、油圧配管、エアー配管、冷媒配管などのさまざまな特殊環境下で使用できます。設備に1本常備しておけば、いざというときに役立ちます。
製造業での利点:生産停止時間を最小限に
わずかな停止でも大きな損失につながる「漏れ」。しかし、リークエイドがあれば、「漏れ」が発生したその場で迅速に応急処置ができます。さらに、応急処置後は、ラインの稼働を継続が可能です。これなら、生産停止による損失を最小限に抑えられます。
リークエイドの主な特徴
- 油面にも接着可能: 油分除去といった前処理が不要なので、清掃の手間と時間を大幅に削減。さらに、硬化後も、耐油性があるので漏油に最適です。
- 適度な粘度: 垂直面でも塗布しやすく、微細な穴にもしっかり浸透。塗布のために、設備を動かす必要がありません。
- リペア可能: 硬化後も削って修正や再補修が可能です。
- 多様な漏れに対応: オイル、エアー、冷媒、水などさまざまな種類の「漏れ」に対応します。
詳しい内容は弊社にお問合せください
予測不可能な「漏れ」による突発的な生産停止は、企業にとって致命的なダメージとなる可能性があります。
しかし、リークエイドを常備しておけば、万が一の「漏れ」にも迅速に対応でき、損失を最小限に抑えることが可能です。「まだ漏れていないから大丈夫」と安心せず、「もし漏れたらどうするか」という視点から、リスクマネジメントを強化してみてはいかがでしょうか。
リークエイドについての詳しい情報は、担当よりご説明いたします。
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〈参照〉
(1)omRon制御機器「OEEとは?7大ロスを見直して設備総合効率を改善」
(2)総務省 報道資料「「令和6年中の危険物施設に係る事故の概要」の公表