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電波ゼロのカメレオンコードは
無限の可能性を秘めた次世代識別技術

こんにちは、常盤産業です。

私たちの日常生活に不可欠となったバーコード識別は、スーパーの商品から宅配便まで、あらゆる場所で情報管理を支えています。これまでは、白と黒の2色が主流でしたが、ここ最近、注目を集めているのが、シアン、マゼンタ、イエローを追加した「カメレオンコード(Chameleon Code®)」です。

このカメレオンコードは、単にカラフルで美しいだけではありません。色の組み合わせによって約7兆通りもの識別を可能にした優れものです。さらに、電波を発しないため、精密機器への電波干渉の心配がありません。しかも低コストでの導入が可能です。今回は、カメレオンコードの魅力についてご紹介します。

※Chameleon Code®は株式会社シフトの登録商標です。

カメレオンコードはシアン、マゼンタ、イエロー、黒の4色で約7兆もの識別が可能
この記事を書いた人
常盤産業株式会社担当者

電波を発しないから利用する場所を選ばない

一般的な識別方式であるRFID(Radio Frequency Identification無線周波数による識別)と呼ばれるシステムは、非接触で、一定の距離があっても読み取りができるため、交通系ICカードや車のスマートキーなどに採用されています。しかし、その一方で電波の発生や電波の干渉を受けやすいという課題がありました。既にRFIDシステムが構築されている環境に追加する場合は、電波ノイズの発生や過干渉が問題となることも少なくありません。

特に、電波の影響を受けやすい精密機器工場や医療機関では、導入したくても困難なケースがありました。

カメレオンコードは使う環境を選ばない

カメレオンコードは、色の識別という極めてシンプルな方法です。読み取りは、スマートフォンやタブレットで行うため、電波を一切発することなく、約7兆通りもの識別が可能です。

これは、LANやWi-Fi、Bluetoothといた通信環境が整っていない場所でも利用できます。もちろん、電波干渉を懸念する医療現場や精密機器工場でも安心して導入いただけます。

カメレオンコードがついたユニフォームを着用
カメレオンコードがついたユニフォームを着用
カメレオンコードを元に動線がデータ化される
カメレオンコードを元に動線がデータ化される

低コストで導入できるのも人気の理由

カメレオンコードの作成には、既存のカラープリンターが利用できます。また、スマートフォンやタブレットで読み取れるため、専用のリーダーを購入する必要がありません。

低コストで導入ができ、電波も発生しないカメレオンコードには、この他にも多くのメリットがあります。

  • 長距離認識(50m離れていても認識可能)
  • 広範囲認識(角度が60度あっても認識可能)
  • 微小コード対応(最小3mmのコードでも認識可能)
  • 一括認識(一度に100個のコードを認識可能)
  • 高速認識(時速30kmで移動中でも認識可能)
  • セキュリティ強化(ワンタイムセキュリティ機能でより安全な運用が可能)

これらの機能を兼ね備えたカメレオンコードは、まさに「最強の識別コード」と言えるでしょう。

カメレオンコードがあれば、ピッキング作業も楽々
カメレオンコードがあれば、ピッキング作業も楽々

カメレオンコードの活用事例

高いセキュリティ性と低コストでの導入を併せ持つカメレオンコードは、既にさまざまな場所で活用されています。勤怠管理、塾での入退室、倉庫などでの在庫管理や物流業界での導入実績があります。特に、注目されているのは次のような分野での活用です。

食品トレーサビリティ…収穫日、生産者情報、流通経路などを詳細に管理し、食の安全を確保する

工場や工事現場…スタッフや車両の入退場を管理する

自社にカメレオンコードを導入したい…とお考えの際は、下記のボタンよりお問合せください。

担当の奥田が貴社の業務に最適なご提案をさせていただきます。

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