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企業として備える防災対策
~今すぐできる3つのアクション~

こんにちは。常盤産業です。

ここ最近、各地域で地震が頻発しています。日本列島が4つのプレートの境界に位置する以上、地震が多いのは避けられないことかもしれません。地震を正確に予知することが依然として難しい今、企業にできることは、被害の最小限に抑えるための防災対策をすることではないでしょうか。なぜなら、防災対策は、会社とスタッフの命、そして事業を守るために非常に重要です。そこで、今からできる企業の防災対策について、3つのポイントに分けてご紹介します。

防災対策は、命を守る大切なこと
この記事を書いた人
常盤産業株式会社担当者

防災対策① オフィスや工場の安全対策を徹底する

災害時に慌てないよう、まずは社内の危険な場所をチェックし、対策をしましょう。

1.オフィス

  • キャビネットやロッカー:転倒防止金具や突っ張り棒でしっかり固定されていますか?
  • 本棚や棚:重いものは下段に置かれていますか?
  • コピー機やプリンター:動かないように固定されていますか?
  • 蛍光灯や照明:天井にしっかりと固定されていますか?

2. 工場や倉庫

  • 大型機械や設備:転倒防止措置が講じられていますか?
  • キャビネットや棚:中に入っているものが飛び出さないよう、バンドやネットで固定されていますか?
  • 危険物(薬品など):専用の場所に保管されていますか?

3. 建物全体

  • 外の看板や窓ガラス:ひび割れや、落下の可能性があるものはありませんか?
  • 避難経路:廊下や階段などの通路に、物を置いていませんか?
  • 火災時の延焼:燃えやすいものを放置していませんか?

4. 立地の確認

  • 津波や浸水被害:近くに避難できる高台はありますか?
  • 液状化や水害:リスクがどれくらいある場所であるか把握していますか?
  • ※かつて川や沼、湿地だった場所は、大きな地震が発生すると液状化や地盤沈下を起こすリスクがあります。昔の地形を確認し、どの程度のリスクがあるかを把握しておきましょう。
いつ起こるかわからない災害。しっかりと防災対策を行いましょう

防災対策② 建物崩壊の可能性はないか

建物の倒壊リスクは、築年数や構造によって大きく異なります。日頃から以下のような異常がないかをチェックしておきましょう。

  • 外壁にヒビ割れがある
  • 窓ガラスや扉がぴったりと閉まらない
  • 床が傾いている
  • 壁や天井に隙間がある
  • 天井にシミがある

これらの状態は、建物に歪みが生じている可能性があり、倒壊リスクが高まります。専門家による診断を依頼することをおすすめします。

防災対策を万全にとることで、リスクを軽減できます

防災対策③ 慌てない訓練を

災害はいつ起こるかわかりません。だからこそ、万が一に備え、日頃から防災訓練を少しずつでも行うことが大切です。

まず、勤務先のハザードマップで、避難場所や避難経路を確認しておきましょう。また、災害時にスタッフの安否を迅速に確認できるよう、安否確認システムの導入もおすすめです。

設備転倒防止対策なら常盤産業にお任せください

設備の転倒防止対策としておすすめなのが、アンカーレス耐震ブラケット「T-LOCK」です。

防災対策として倒壊防止ならT-LOCK

床に穴を開ける必要がないため、賃貸物件でも階上でも設置が可能です。その秘密は、接地面に使用されている特殊なゲルシートにあります。このゲルシートが床にしっかりと接着し、設備を固定します。さらに、汚れたときは、水洗いが可能です。これなら、潤滑油や切削液が飛び散る場所でも安心して使用できます。加えて、剥した後に、床に接着剤の後が残らないため、清掃の手間も省けます。

このほかにも、コンクリートや鉄、木材などの床材に塗装できる転倒防止塗装剤「T-Grip」の施工や、目視できない外壁のひび割れを特殊なカメラで確認するといったことも承っております。お気軽にお問合せください。

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