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【クーラントの臭い原因と対策】細菌・スラッジを防ぎ、加工精度を安定させるには

こんにちは。常盤産業ブログ担当 上野です。

日に日に暖かくなってきました。草木も芽吹き、桜の花が咲き始める地域もあるのではないでしょうか。春は、心がうきうきしますね。

その反面、現場では注意すべき変化も起こります。

そのひとつは、クーラントを劣化させる「細菌」が活発に動き出すことです。

クーラントの中で増殖し、鼻を突くような臭いを発し、加工精度にも悪影響を及ぼす…その正体は、細菌が発生させるガスです。 今回は、ゴミの量に関係なくスラッジを回収し、細菌の繁殖を抑える最強コンビについてご紹介します。

なぜ春になるとクーラントが臭うのか?

クーラントは本来、防腐剤が含まれているため腐りにくくなっています。しかし、使い続けるうちに防腐効果は徐々に弱まります。そこに気温の上昇が重なると、冬の間は眠っていた細菌が一気に活性化します。

まるで冬眠した動物が目覚めたかのように… 近年は気温上昇の影響もあり、悪臭トラブルの発生時期が年々、早まる傾向にあります。もし、クーラントから変な臭いがするなら、既に細菌増殖が始まっているサインかもしれません。

気温が上がるとクーラントが臭くなる

悪臭の犯人は「嫌気性菌」

クーラントの中には、性質の異なる2種類の細菌が潜んでいます。

クーラントの臭いの元は細菌が発生するガス

  • 好気性菌: 酸素がある環境で増える
  • 嫌気性菌: 酸素がない環境で増える

まず好気性菌が増えることで、クーラント中の酸素を消費すると、酸素のない状態になります。嫌気性菌にとってこの状態は、まさに天国。爆発的な速度で増殖を始めます。

この嫌気性菌が発生する硫化水素などの腐敗ガスこそが、あの臭いの原因です。 例えるなら嫌気性菌の「おなら」といってよいでしょう。

細菌増殖を助けるスラッジと「油膜」

切粉や研磨粉、潤滑油が混ざり、泥のように溜まったものを「スラッジ」といいます。このスラッジを作るきっかけになるのはゴミや切粉。これらが核となって、その周りにさらに細かい微粒子が雪だるま式にくっついて増殖します。

このスラッジは、細菌にとって絶好のエサであり住処です。さらにクーラント表面に膜が張ると、クーラント中に酸素が取り込まれにくくなり嫌気性菌が増えやすい環境になります。 これら2つが揃うと、悪臭リスクは一気に高まります。

スラッジ + 油膜 =悪臭が発生しやすい状態

クーラント内の悪臭は、設備にも大きな影響を与えてしまう

「核」となるゴミを浮かび上がらせ回収!

クーラントを長持ちさせるには、スラッジの「核」となる微細なゴミの回収が不可欠です。そこでおすすめしたいのが、大生工業の「ファインバブル発生器」と「ADF(オートドライブフィルタ)」の組み合わせです。

ファインバブル発生器

大生工業のファインバブル発生器

「ファインバブル」と呼ばれる極めて微細な気泡を無数に発生させる機器です。この微細な泡がゴミの粒子にくっつき、まるで風船のようにぷかぷかと浮かび上がらせます。

泡の様子はこちらからご覧いただけます。

ADF(オートドライブフィルタ)

大生工業のADF(オートドライブフィルタ)

ADF(オートドライブフィルタ) 従来のフィルタでは難しかった「浮遊する軽いゴミ」も逃さず回収します。エレメント自体が回転しながら掃除し続ける構造のため目詰まりしにくく、捕まえたゴミを自動でシステム外へ排出する仕組みです。これならメンテナンスの手間も劇的に減らすことができます。

この2つの組み合わせは「最強」クラス。

クーラントを「サラサラで清潔な状態に保つことは、寿命を延ばすだけでなく、設備トラブルの抑制や加工精度の安定に直結します。

2026年は「事後保全」から「予防保全」へ

臭いが出てから対処する「事後保全」では、交換費用や設備停止、清掃作業など多大なコストを招きます。

「たかがクーラント」と侮るなかれ。

クーラントの劣化は、高額な工作機械自体の寿命にも影響を及ぼします。 これからは、トラブルが起きる前に対処する「予防保全」が重要です。

これからはトラブルが起きてからでなく起きる前に行う予防保全

常盤産業では、貴社の現場に合わせた最適な「予防保全」のご提案をしています。

クーラントの臭いや管理でお困りの際は、ぜひお気軽にご連絡ください。

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