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ロボットテクノロジージャパン2022 出展機紹介③

ロボットテクノロジージャパン2022 出展機紹介③ | 工場DX・生産性向上

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。

6月30日から開催される、ロボットテクノロジージャパン2022にて、常盤産業は固定カメラ1台で360°の外観検査を可能にする「画像検査装置 ティガー」を出展いたします。

※写真は開発中のものです

このティガー、様々な画像検査を可能にするスゴイ装置なのですが、特筆すべきはレンズ交換やカメラの移動、複数台のカメラも無しで360°の外観検査を可能にする機能です!

どういうこと?何がスゴイの?と思われる方も多いでしょう。
例えば360°にギザギザが配置されているギアを外観検査するとします。

一般的なラインカメラでは、ギア外周一周分パノラマ撮影は可能ですが、凹部分と凸部分に同時にピントを合わせることができません。凹部分を撮影する時と凸部分を撮影する時でカメラの位置をずらしてピントを合わせる必要があります。当然、凹と凸の間の側面を検査しようと思うとまた位置をずらす必要があります。

一方、エリアカメラと言われるカメラでは、凹凸が深すぎなければ凹部分も凸部分も同時にピントを合わせられますが、パノラマ画像にはできない為、360°を画像検査するには何枚もの画像が必要となってしまいます。一日に何千個、何万個と生産している中で、1つのワークにつき何回も画像検査工程をはさむのはあまり効率的ではありません

では、ティガーではどうなるのでしょう?

まず、ラインカメラ同様パノラマ撮影が可能なので360°全周分の画像を1枚にまとめられます。画像が1枚なら検査工程も1回なので、サイクルタイムの短縮が図れますね。

そして、エリアカメラ同様、凹部分も凸部分も同時にピントを合わせられる為、カメラを移動させたりレンズ交換したりしなくても、凹部分にも凸部分にもその間の側面にもピントを合わせられます

つまり、ラインカメラとエリアカメラの良いとこどりをした画像検査装置です!

さらに電気制御でピントを合わせられる液体レンズを搭載している為、凹凸の激しいワークや、多品種ワークの検査もカメラ移動やレンズ交換なしで可能です。

他の機能としては、形や色が違うワークが流れてきた時のみを撮影し記録するドラレコ機能があります。
あらかじめNG品の特徴がわかっていれば、NG品のみを記録することができます。丁度、車に衝撃のあった時の映像だけロックするドライブレコーダーのようですね。

もちろん検査ソフトでの寸法測定やカウントも、AIソフトによる傷や色味などの官能検査も可能です。ルールベース検査とAI検査を効率良く1つの設備で実現できます。

常盤産業の画像検査技術を一つの装置にまとめた渾身のデモ機となっております。是非ロボットテクノロジージャパン2022現地で実物をご覧ください!展示会概要は下記の通りです。

他にもロボット制御システムや無人飛行ロボット ドローンなど、多数のデモ機を展示予定です。

行きたいけど招待状がない、という方は郵送いたしますので常盤産業までお問合せをお願いします。展示会には行けないけど是非詳しく知りたい、という方もお気軽にお問合せください。Web打合せも可能です。

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